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ありがとうございます。
今日は、私が最近気になっている
【汗の出る場所と体質・気質の関係】についてです。
トレーニングをしていると、不思議に思うことのひとつに「同じトレーニングをしても、汗のかき方が人によって全く違う」ということです。
たくさん汗をかく人もいれば、ほんのりしかかかない人もいますし、
顔から流れるように出る方もいれば、
背中や脚ばかりに集中して出る方もいらっしゃいます。
この違いは、単なる「発汗量の差」だけでなく、
体質や気質、さらにはその日の体調を反映しているのでは。。。
以下まとめてみます。
『顔や頭に汗が出やすい人』
顔からすぐに汗が噴き出すタイプの方は、体温調節が敏感で代謝が高い傾向があります。交感神経が活発で、気持ちが外に向かいやすいタイプにも多いです。緊張やストレスを感じたときに顔に汗をかく方も、このグループに入ります。
『上半身(胸・背中・脇)に多い人』
上半身からの発汗が多い人は、内臓や心肺の働きが活発で、熱を素早く逃がそうとする傾向があります。感情の動きに敏感で、ストレスによる影響を受けやすいという面もあります。
『手のひら・足の裏に出やすい人』
手や足に出る汗は「精神性発汗」と呼ばれ、緊張や集中に反応するものです。感受性が豊かで、細かいことにも気を配れる気質の方によく見られます。
『下半身(脚まわり)に出やすい人』
脚や太ももに汗をかきやすい人は、下半身の血流が良く、エネルギーが安定しているタイプです。基礎体力がしっかりしている人や、普段から足腰をよく使う生活をしている人に多い傾向があります。
『あまり汗をかかない人』
汗がなかなか出ない場合は、体温調節機能がうまく働いていないこともあります。加齢や体力の低下、または自律神経のアンバランスが原因となることがあります。東洋医学では「気血水(エネルギーや血液や水分)の巡りが滞っているサイン」と捉えることもあります。
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【汗は体からのメッセージ!】
このように、汗の出方は「今の自分の状態を映し出す鏡」のようなものです。
大切なのは、出る場所や量を比べて一喜一憂することではなく、
「自分の体は、今、こんな反応をしているんだ」と気づくことです。
トレーニングを続けていくと、偏りが少なくなり、全身からバランスよく汗が出るようになります。
これは体の巡りが整い、体質が自然な方向に変わってきているサインです。
汗は単なる体温調節ではなく、
私たちの体質や気質、心の状態を教えてくれる大切なメッセージ。
ご自身の汗の出方を観察してみると、新しい気づきが得られるかもしれません。
私たちのトレーニングで流していただく汗は、
ベタベタした気持ちの悪さがなく、
サラサラしている気持ちの良い汗だとよく言われています。